
太陽があり、月が応じ、ひとつの場を産むべく、
空
が起こり、風が生じ、火を生じ、月に感じて水が生じ、これら自然霊が天の神々として、地球の
基
となった。
地は土をなし、天の神々の基に応じ、地の諸々が生じた。
地の神々は、山川草木のすべて、生あるもののすべてとして、地球という生命体、エネルギー体の、その生命活動の諸機能や諸現象をつかさどった。
人類もまた、地の神々の一部を使わせていただけるようになり、今日まで生きてきた。
人類は、地の神々の、そのごく一部を「科学」と呼んできたのだった。
人類はすでに進化の限界点に到達し、そして、最終の清算を受けつつある。

矢部完
上画像は河口湖北岸に連なる山脈。
下画像は河口湖西岸側、西湖方面の山並。
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